パーティクルボードの劣化状態！

畳を外して確認すると、下地にはパーティクルボード（木のチップを接着剤で固めた板）が使用されていました。パーティクルボードは新築時によく使われますが、湿気に弱く、水分を含むと膨張や劣化が進みやすいという特徴があります。地面が土などの場合は使わないのですがこの現場では使っていますね！　強度が低く　踏んでみるとかなり湿気ている、感じが致しました。

下地の強度不足！地の追加！

下地も劣化していますね！これは強度は低いので新しい木材を当てていきます。コンクリート製の束石（つかいし） に固定します。束が直接土の上に置かれると、湿気で腐ったりシロアリの被害を受けやすくなります。束石の上に設置することで、木材が直接地面に触れず、耐久性が高まるのです。上は大引にビスや金具で固定されています。
これで強度が弱い場所などはこのように束石で固定いたします。

針葉樹合板を設置していきます。

劣化したパーティクルボードは撤去し、新しい下地材として針葉樹合板を採用しました。
針葉樹合板は、スギやマツなどの針葉樹を何枚も貼り合わせて作られた板材で、強度・耐久性に優れており、床の下地に最適な材料です。水分にも比較的強く、床下の湿気にも安心です。
強度もかなりいいのでかなり長く持ちます！！

針葉樹合板　ビス止め固定していきます。

合板を設置して後、施工前に下地の大引や根太の位置を墨出し（チョークや鉛筆で線をつける作業）しておきます。下地の場所にチェックすりために均等に間隔を開けてビス止めしていきます。
これにより、合板を貼るときにビスが確実に下地に打ち込めます

畳を戻していきます！

針葉樹合板を下地としてしっかりビス打ちを行い、床が安定した状態になったら、最後に畳を元に戻す作業に入ります。

床下の補強によって畳の沈み込みやきしみが解消され、安心して生活できる空間に改善されました。最後に掃除を行うことで、施工前よりも快適で清潔な状態でお住まいいただけます。

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