
2025.03.13
大和郡山市で谷板金交換工事をお考えの方へ|工事内容と注意点 谷板金の交換工事とは? 谷板金の交換工事とは、屋根の「谷」と呼ばれる部分に設置された金属製の板金を新しいものに交換する工事です。谷板金は屋根の2面が合流する谷状の部分にあり、雨水を集めて適切に排水する役割を持っています。…

「先日の台風の後、屋根の上でカラカラと音がするんです…」
と、大和郡山市にお住いのお客様からご相談のお電話をいただきました。
近くで飛んできた何かが当たったのか、風で何かが外れたのか、ご自宅の外観からは異常が見つからず、とても不安だったそうです。実際に屋根に上がって確認してみたところ、棟板金(屋根のてっぺんに取り付けてある金属のカバー)が風で剥がれてしまっており、下地や屋根材にも影響が出ていました。
普段目にすることのない屋根のトラブルは、放っておくと雨漏りや家全体の劣化に繋がることもあります。今回は早めにご連絡いただけたことで、被害を最小限に抑え、しっかりとした修理につなげることができました。
現地調査を行い、屋根の上を詳しく確認したところ、棟板金が台風の強風によって剥がれ、一部が飛ばされている状態でした。さらに、棟板金を固定していた木材(下地)にも傷みが見られ、屋根材にもひび割れが生じていました。
このまま放置してしまうと、雨水が侵入して建物内部に悪影響を及ぼす可能性が高く、今後の台風や雨で被害が広がるおそれもあります。そのため、お客様には現状の写真をお見せしながらご説明し、「棟板金の交換工事を行う必要があります」とお伝えしました。
お客様も屋根の状態を実際にご覧になり、「見えないところがこんなになっていたとは思わなかった…」と驚かれていましたが、早めに対処することの重要性を感じていただき、交換工事を進めることになりました。
台風で剥がれてしまった棟板金と、その下にある棟板金を固定するための木材である木材(貫板:ぬきいた)も年月の経過や雨水の侵入で傷んでいたので、すべて取り外しました。特に傷んでいる部分は、手で軽く触れただけで崩れるほど劣化していました。
このように、木材が変色していたり、柔らかくなっている場合は再利用できません。新しい防腐処理済みの木材に交換し、しっかりとビスで固定することで、次回の台風でも飛ばされにくい施工が可能になります。
棟板金を固定している木材(貫板=ぬきいた)を外してみたところ、さらに深刻な状態が見つかりました。
写真をご覧の通り、棟板金の下にある屋根材(スレート)が割れており、すでに雨水が内部に入り込みやすい状態になっていました。このまま放置すると、下地の木材が腐ってしまったり、天井にシミが出たりと、雨漏りにつながる恐れがあります。なので新しい屋根材を部分的に交換する事をご提案させて頂きましたが、お客様の予算のご都合上割れている部分を補修材で埋める事になりました。
【屋根材が割れていた場合の対応方法】
小さなヒビや部分的な割れであれば、屋根専用の補修材(シーリング材や防水パテなど)でしっかりと埋め、雨水の侵入を防ぎます。
割れが広範囲に及んでいる、またはすでに雨漏りの兆候がある場合は、その部分の屋根材を新しいものに部分的に差し替える対応をします。これにより、長期的な耐久性も確保できます。
屋根材が割れていたことで、下の木材(野地板)まで水が染みて腐っている場合は、その部分も一緒に修繕する必要があります。下地の補修をしないと、せっかく棟板金を交換してもまたすぐに不具合が起こるからです。
今回の交換工事では、「ガルバリウム鋼板(こうはん)」という金属素材を使って新しい棟板金を取り付けました。
「ガルバリウム鋼板って何?」と思われる方も多いと思いますが、これはサビに強く、長持ちする金属製の屋根材のことです。通常のトタンやアルミと比べても耐久性が高く、最近の住宅では多く使われている人気の素材です。
ガルバリウム鋼板は、アルミと亜鉛の特殊なコーティングがされていて、雨風にさらされてもサビにくいのが特徴です。
そのため、長期間メンテナンスいらずで安心して使っていただけます。
屋根に取り付ける部材は、重いと家全体に負担がかかってしまいますが、ガルバリウム鋼板は非常に軽量なので、構造的にも安心。台風や地震などの自然災害にも強い素材です。
金属製でも見た目がゴツくなく、スッキリとした光沢がある美しい仕上がりになります。今回も施工後は屋根の印象がシャープに整い、お客様にもご満足いただけました。
「せっかく直すなら、長く安心して使えるものにしたい」というお客様のご希望に応えるため、私たちはこのガルバリウム鋼板を標準仕様としておすすめしています。
【お客様の声】
台風のあと、何かが屋根でバタバタしているような音がして、ずっと気になっていました。でも自分では屋根の上を確認することもできないし、不安だけが募る日々でした。
今回、すぐに来て見てくださり、写真付きで詳しく説明してもらえてとても安心できました。棟板金だけでなく、下の木や屋根材までしっかり直してもらえて、見た目もきれいになりました。
「これで次の台風も心配せずに済みますね」と言っていただけて、本当に頼んでよかったと思いました。
【工事にかかった日数と費用の目安】
回の棟板金交換工事は、以下のようなスケジュールと費用感で実施しました。
工事日数:2日間
1日目:既存の棟板金と下地の撤去、屋根材の補修
2日目:新しい貫板とガルバリウム鋼板の設置、防水処理
費用の目安:およそ10万円~15万円(税込)程度
※棟の長さや屋根の勾配、傷み具合により前後します。
「思っていたより早く終わって安心しました」「もっと高いかと思っていたけど、内容を聞くと納得」といったお声も多くいただいています。
今回は、台風によって剥がれた棟板金の交換工事を行いましたが、屋根全体の状態によっては**「屋根の葺き替え工事」も選択肢の一つ**になります。
屋根材が経年劣化している場合や、すでに複数箇所で補修を重ねているような場合は、部分補修よりも屋根全体を新しくする方が長持ちし、将来的なメンテナンスコストも抑えられる可能性があります。
特に以下のような症状が見られるお住まいでは、屋根全体の見直しをおすすめします:
雨漏りを何度も繰り返している
屋根材のズレや割れが多い
築20年以上経過している
カバー工法での二重構造になっており、通気性や結露の問題が出てきている
当社では、屋根の状態をしっかりと調査したうえで、補修か葺き替えかの最適なご提案をさせていただいております。無理に工事をすすめることはありませんので、まずは現状を知るだけでもお気軽にご相談ください。
「屋根の葺き替え(ふきかえ)」という言葉、聞いたことはあっても具体的にどういう工事かよく分からないという方も多いと思います。
簡単に言うと、今ある古い屋根材をすべて取り外し、新しい屋根材に交換する工事のことです。
屋根の表面だけでなく、その下にある「下地材(木の板や防水シートなど)」も必要に応じて新しくします。
屋根の葺き替えが必要になる主なタイミングは、以下のような場合です:
築20年以上が経ち、屋根の寿命が近づいている
雨漏りを何度直しても再発してしまう
屋根材が広い範囲で割れていたり、剥がれている
見た目がかなり古くなっていて、断熱や防音性能も下がっている
屋根は毎日、雨風や紫外線にさらされるため、思っているよりも早く劣化が進む部分です。
表面を見ただけでは分からないことも多く、点検で初めて深刻な劣化が見つかることもあります。
屋根をまるごと新しくすることで、次のようなメリットがあります:
雨漏りの不安を根本から解消できる
家全体の耐久性がアップする
遮熱・断熱性能が高い屋根材に変えれば、夏の暑さや冬の寒さが軽減され、光熱費の節約にもつながる
外観も新しくなるので、家全体の印象が美しくなります
当社は大和郡山市を拠点に、これまで数多くの屋根リフォームや修理に携わってまいりました。
台風や経年劣化による屋根の不具合は、放っておくと家全体に影響を及ぼすこともあります。ですが、屋根はご自身で確認しづらいため、「まだ大丈夫」と思っているうちに症状が進行してしまうことも少なくありません。
私たちは現地調査から施工完了まで、すべて自社対応で行っております。写真付きでわかりやすく現状をご説明し、お客様の不安をしっかり解消したうえでご提案いたしますので、はじめての方もどうぞご安心ください。
「もしかしてうちも?」「一度見てもらいたい」
そう思われたら、まずはお気軽にご相談ください。お見積もり・現地調査は無料で承っております。
現場調査・お見積りは無料で行っています。
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