橿原市で瓦屋根の関節の白い部分、漆喰の新設をしています
2019.11.30
橿原市で屋根の調査をご依頼頂き、伺いました。築34年ですので、「そろそろ傷んで来ているのではないかと」お客様は思われていたようです。屋根の状態を数10枚写真撮影させて頂き、見て頂いたところ、特に劣化が目立っていた※漆喰(しっくい)の詰め替え工事をご決断なされました。前回に既設漆喰…
橿原市で瓦屋根の漆喰詰め直し工事を施工しております
橿原市 漆喰取り直し,漆喰詰め直し
ビフォーアフター
工事基本情報
- 施工内容
- 漆喰取り直し,漆喰詰め直し
- 施工期間
- 3日間
- 使用材料
- 水シャット
- 築年数
- 34年
- 保証年数
- 5年保証
- 工事費用
- 26万円
- 建坪
- 40坪
もともと白い漆喰ですが、耐水性を失い、汚れた水を吸い込む事によって、黒く変色しております。
黒く変色した漆喰は次期に剥がれてしまいますので、交換する必要があります。
昔ながらの日本瓦は屋根材としては異例で50年以上、耐久します。
しかし漆喰部分は10年から15年の間に一度交換する必要があります。
こちらの漆喰は剥がれてなくなっております。
・赤い丸は面土（めんど）と呼ばれる部分です。こちらも劣化で変色しております。
・緑の丸は谷板金（たにばんきん）と言われる部分で、錆びが出てきております。錆びて穴が開くとこちらも雨漏りに繋がります。
今回は谷板金の交換は見送りされる事になりました。
弊社では必ず、既設の漆喰の撤去を行ってから新たな漆喰を詰め直します。
☆古い漆喰の上から、増し塗り（ましぬり）する方法も御座いますが、増し塗りは特に意味がない場合が多く、増し塗りが適切という状況はほぼありません。
なので、一度漆喰を撤去する方法で基本的には統一させて頂いております。
漆喰はこの土を雨水から守る役割があります。
しかし耐水性を失った漆喰は、雨水を吸い越して土まで到達します。
土も吸い越してしまうと、雨漏りに繋がる可能性があるので、漆喰は定期的に詰め替える必要があります。
今回は100mほど撤去しましたが、どのう袋10杯分ほど廃材が出ました。
柔らかいボロボロの下地に漆喰は密着しません。
布でこすったり、刷毛で掃いたりして、固い下地まで到達させます。
今回は水シャットというシリコンの混じった耐水性の強い漆喰を使用しました。
10年から15年ほど耐用年数がありますので、当分は安心出来るでしょう。
均等の量を塗布しないと、不格好になりますので、とても技術のいる作業です。
厚塗りしすぎて前に出すぎると、雨漏りの原因になります。
周りの汚れが目立ちますので、ブラシや布を使用して清掃して行きます。
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