2024.01.08
みなさんこんにちは!街の屋根やさん奈良南店 店長の吉本です。今回は、桜井市にて強風でセメント瓦のケラバ瓦が飛んでしまい落ちてしまったとの事で修繕の依頼がありました。弊社含めて3社に見積りを依頼したが、他の会社にはできないと言われて断られたそうです。その様子をブログでご紹介します。…
鬼瓦とは棟の端に葺く装飾の瓦のことです。
装飾
ことで、棟の端が覆われて雨水が浸入するのを防ぐことができるのですが、
が浸入して雨漏りしたり、
剥がれた場合、雨水は徐々に瓦内部へと浸入して瓦のズレ、歪み等を引き起こしてしまい
ます。
高寿命でも、瓦の周りに施工される漆喰は約15年でメンテナンス時期が来てしまいます
。
剥がれた
た漆喰は見た目を悪くさせるだけでなく雨水浸入を招いて雨漏りや台風時の瓦の落下、
。
奈良南店”が駆け付けます!
漆喰は棟の瓦をがっちり支えている訳ではありません。
その他に漆喰には接着効果もあります。
漆喰自体を壁などに定着させるためにそもそも糊が混ぜられているため瓦を固定する機能もあります。
しかし、棟の葺き土の表面の漆喰は比較的薄く塗られているので、棟自体をがっちり支えているというものではありません。
瓦は釘や針金がしっかりと屋根に固定されているため、伝統的な意匠としてあしらわれたり
瓦の目地の隙間を埋める意味合いが強いです。
隙間をきれいに埋めて水の浸入を防ぎつつ棟と屋根をきれいに見せるということです。
漆喰自体を長持ちされるためでもありますが、表面を丁寧に滑らかに仕上げられた漆喰は瓦の色との対比でとても美しく見えます。
漆喰がぼろぼろと崩れるのは、漆喰自体の劣化と棟と葺き土の劣化が原因!
漆喰はなぜ崩れるのでしょうか?
漆喰はもともと多少の調湿性があり、水分を吸収したり放出したりしていますが、施工後長い時間を掛けて徐々に徐々に硬くなっていきます。
葺き土の外に漆喰を塗るという二重構造のため境目があり、年月が経過すると葺き土と漆喰の間に隙間があいてくることがあります。
屋根に塗られた漆喰は長く風や雨と夏や冬の
温度変化にさらされていますし、台風などの強風や地震によって建物、屋根、瓦が揺れ動いたりして、漆喰自体が次第に劣化したり割れたりしてきます。
こうして漆喰が弱くなってきたときに、昨今の豪雨や強風や小さな地震によって棟や葺き土がわずかに揺れ
動くことで漆喰を押し剥がします。
また、棟が動くことで絶妙に調整されていた排水性能が下がって棟内部に水が入り、その水分が中から漆喰を押して剥がすこともあります。
漆喰が剥がれてきた場合はどう対処すべきか・・・
漆喰が剥がれてもすぐには問題ない。
コンクリみたいな塊が剥がれているのを見るとこのまま屋根が崩れてしまうんじゃないかと心配になる方もいらっしゃるかと思います。
劣化した漆喰は、強風や地震を機にぽろぽろと落ちますが、漆喰自体が
棟をがっちり支えているというものではなく漆喰はあくまでも葺き土に直接水が当たるのと水の巻き込みを防ぐためものです。
葺き土がしっかりとしている限り、直ぐに棟が崩れることはありません。
また表面の屋根材の下、屋根そのものに防水シートが貼られているので、
この防水シートが劣化していない限りただちに雨漏りするというわけでもありません。
この防水シートは「ルーフィング」とも言います。(40年以上前となると違うものをひいています)
基本的に屋根には、外から見える屋根材と防水シートの二重の防水装置があるのです。
従って慌てて何か工事しなくても大丈夫です。
ゆっくりどう対処するか考えても大丈夫です!
漆喰が剥がれた場合には棟自体に問題があることが多く、不用意に漆喰を塗るとかえって良くない場合もあります。
漆喰が剥がれた場合によくありがちなのが漆喰を塗り直すということです。
ただ、漆喰が何カ所もよく剥げ
落ちている場合、棟やその中の葺き土が劣化して動いていたり、
棟の排水機能が正しく機能していない場合があります。
このような状態にもかかわらず漆喰だけを塗り直すのはあまり意味がありません。
棟や葺き土が劣化していた場合には放置していてはいずれ棟自体が崩れてしまう危険があります。
排水機能が機能していない場合には漆喰を塗り直して蓋をしてしまうことで、
漆喰を押し剥がすくらいの水が内部のどこかに流れて雨漏りを起こす危険があります。
水はどこへ行くのでしょうか???
漆喰が剥がれた原因となる棟の異常を直さないまま漆喰を塗り直すと、ぱっと見がきれいになったせいで
棟の崩れや雨漏りの危険に気づくのが遅れてしまうこともあります。
それに剥がれた原因が残ったままなので、塗り直した漆喰が再び剥がれてきてしまい工事も無駄になってしまいますよね。
つまり漆喰を修理するときには漆喰が剥がれた原因も除去しなければいけません。
さらに、漆喰は棟の排水と水の巻き込みを防止するために厚さと位置を調整してあるので、
これを考慮せずにただ塗り直したり厚塗りしたりすると上の瓦は問題なくても排水がうまくいかくなったり、
かえって水を呼び込んでしまうということもあります。
だから漆喰ぐらい誰でも塗れてすぐ終わりにできそうにも思えますが、屋根修理の専門家に判断を任せるべきです。
棟の構造も進化し耐震性と防水性も上がっている。必要なら棟自体をやり直すのも。
昔のイメージがある瓦屋根ですが、阪神大震災以降は顕著に進化してきています。
分からないことや相談したいけど・・・という方は是非”街の屋根やさん 奈良南店”へ電話してみて下さい!
0120-99-7817です。最後までありがとうございました!
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