橿原市で瓦屋根の関節の白い部分、漆喰の新設をしています
2019.11.30
橿原市で屋根の調査をご依頼頂き、伺いました。築34年ですので、「そろそろ傷んで来ているのではないかと」お客様は思われていたようです。屋根の状態を数10枚写真撮影させて頂き、見て頂いたところ、特に劣化が目立っていた※漆喰(しっくい)の詰め替え工事をご決断なされました。前回に既設漆喰…
剥がれた漆喰の詰め替え工事を行っております
今回使用させて頂く、漆喰です。
シルガードというシリコン成分入りの漆喰です。
雨水に強いので、屋根に使用するには最適の漆喰です。
表面の土の粉を吹き飛ばして粉々の土をなくした後、鶴首(つるくび)という鶴の首のような形をしたコテを使用して漆喰を塗りこんで行きます。
漆喰はコテで圧縮するように押し込んで塗りつけて行きます。
圧縮が弱かったり、土の粉が残っていると、すぐに剥がれてしまいます。
漆喰を撤去すると大量の漆喰の残骸が出ます。
土の粉なども屋根のあたり一面に舞いますので、清掃を行います。
風で飛ばす機械を使用したり手作業で行ったり、清掃の方法はたくさんあります。
近隣の住宅で密接している為、今回は手作業で清掃を行いました。
仕上がった漆喰は白く美しい見た目になります。
漆喰は屋根の中でも特にメンテナンスが重要な部分ですので、汚れや剥がれを確認した際はプロの方に点検を依頼しましょう。
早めの点検を行う事で雨漏りを未然に防ぎ、建物のダメージを最小限に抑える事が出来ます。
漆喰点検の目安は10年に1度と言われておりますので、以前の詰め替えから10年経っている方がいらっしゃいましたら、信頼できる業者さんに見てもらいましょう。
施工前の漆喰の様子です。
黒ずんで、剥がれておりました。
漆喰が剥がれて土がむき出しでは、雨風で土は崩れて行って雨漏りに繋がります。
漆喰は屋根の関節部分に塗られています。
漆喰を塗る部分は屋根の弱点部分であり、それを守る為に漆喰があります。
漆喰が剥がれると弱点がむき出しになりますので、雨漏りが起こる前に漆喰の修理をしましょう。
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