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施工事例
桜井市にて陸屋根屋上で通気緩衝シートの上にウレタン塗膜防水を塗り重ねた準密着・絶縁式の複合塗膜防水工法

工事のきっかけ

雨漏りがするとご連絡頂きました。

桜井市防水工事,その他塗装,屋根・外壁塗装,陸屋根

ビフォーアフター

工事基本情報

施工内容: 防水工事,その他塗装,屋根・外壁塗装,陸屋根

施工期間: 16日

使用材料: サラセーヌ等

築年数: 35年

保証年数: 5年間

工事費用: １５０万

建坪: 35坪

奈良県桜井市にて屋上とベランダのウレタン防水工事をさせていただきました。

屋上は通気工法、ベランダは密着工法での工事となります。

今回は屋上の通気工法に焦点を当ててのご紹介をしたいと思います。

屋上ウレタン防水工事

施工前

こちらが施工前の画像になります。
一見、特に大きなクラックもなく排気口にゴミが詰まっているのが
少し気になっているくらいでした。

雨漏りの原因は．．．陸屋根の破風部分のクラックから雨水が侵入しているようでした。
上の画像はクラック部分にチョーキングした画像になります。

施主様のご希望

施主様のご希望は雨漏りの修理はもちろん、
屋上とベランダの陸屋根を防水工事してほしいということでした。

私どもは、屋上には通気緩衝シートの上にウレタン塗膜防水を塗り重ねた、
準密着・絶縁式の複合塗膜防水工法をオススメさせていただきました。

通気効果と緩衝効果を併せ持つシートの上にウレタン塗膜防水層を塗り重ねた、
準密着・絶縁式の複合塗膜防水工法です。

清掃

まずは清掃をします。
こびりついている鳥の糞なども綺麗にそぎ落とします。

接着剤

清掃が済んだら接着剤を湿布していきます。

通気緩衝シート

次に通気緩衝シートを敷いていきます。
今回はサラセーヌを使用します。
建築用ウレタン塗膜防水システムのブランド製品です。

ポリエステルフィラメントの長繊維不織布に、千鳥格子状に孔を空けた通気緩衝シートで、伸長性、耐久性に優れたウレタンゴムの特性を生かした高機能な建築防水システムとして、屋上やベランダからテニスコートやプールサイドまで広範囲に使用されています。

通気緩衝シートサラセーヌ

通気緩衝シートは、下地に含まれる水分による防水層のフクレを防ぎ、
下地の挙動を緩衝します。
下地が押さえコンクリートなどで、水分が多く含まれている場所に適しています。

ドレン周り補修

数か所あるドレン補修をしていきます。
ドレンは、防水層と雨樋を繋ぐもので、防水面で受けた雨水を集水し樋へと流すとても重要な役割があります。
鉄製でできてるものが多く、鉄製である為劣化すると錆びてしまいます。
ドレンが上手く機能しないと雨漏りの原因に繋がってしまいます。。。

ドレン部分を完全にカバーして補強します。

塗装作業

さて、先程敷いたシートと同じ名前のサラセーヌを塗っていきます。
まずは一回目です。

二度目

笠木もしっかりと塗っていきます。

ドレン部分には新しいドレンを取り付けました。

サラセーヌ

このサラセーヌの特徴としまして…ウレタン塗膜防水材は、施工現場で塗布硬化させるため下地になじみやすく密着性に優れています。
また、塗り重ねが可能なので、既存ウレタン塗膜防水層をすべて撤去しなくても
塗り重ねによる改修が可能です。
他にも、クッション性に優れているので歩行に適していたり、複雑な形状の屋根にも施工が可能です。

完成

これで完成です。

陸屋根の破風塗装

コーキング補修

クラック部分にしっかりとコーキング補修をします。

逆プライマー

逆プライマーを塗っていきます。
この逆プライマーとは、「バリアプライマー」と呼ばれることもあります。
シリコンのシーリング材を施工してある場所への塗料の密着を
良くするために塗る塗料です。

逆プライマーを塗らずに塗装すると、塗料が弾いてしまうのです。

下塗り塗装

下塗り材にはソフトサーフを使用します。

中塗り、上塗り塗装

中塗り、上塗り塗装にはセラミクリーンを使用します。

完成

これで完成です。

備考

いかがでしたでしょうか。
今回は通気緩衝シートの上にウレタン塗膜防水を塗り重ねた、
準密着・絶縁式の複合塗膜防水工法のご紹介をさせていただきました。

防水工事にも沢山種類があります。
施主様のご希望も交えながら最適な解決策をこれからもとっていきたいと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。