このたびは雨樋の調査をご依頼いただき、ありがとうございました。
実際に現場を見させていただいたところ、雨樋のあちこちで詰まったり・水漏れの不具合が進んでいる状態でした。

それぞれのお写真を見ながら、現状とご提案を分かりやすくご説明させていただきます。

生駒市　雨樋の現場調査

こちらは、屋根の雨水を受ける部分の写真です。
中をのぞくと、泥やホコリ、苔のようなものがたくさん詰まっていて、水がちゃんと流れにくくなっている状態です。

このまま放っておくと、雨が強く降ったときに水があふれたり、外壁にしみこんでしまう恐れがあります。

🔧【ご提案】
ここまで汚れが詰まってしまうと、掃除だけではすぐにまた同じような状態になってしまいます。
傷みも進んでいるため、雨樋をまるごと新しく交換するほうが安心です。

こちらは建物の外から見た雨樋の様子です。
写真では少しわかりづらいのですが、金具がゆるんでいたり、雨樋がたわんで下がっているところが見られました。

雨の日などに水がうまく流れず、どこか一か所にたまりやすくなってしまう恐れがあります。

🔧【ご提案】
雨樋の本体だけでなく、支える金具も古くなっているので、一部を直すよりも全体をまとめて交換した方が効率的で、見た目もきれいになります。

雨水を集めるところにゆるみが見られます

こちらは、屋根から流れてきた雨水が集まって、地面へ流れていく部分の写真です。
接続部にゆるみやズレがあり、水がきちんと下へ流れずにこぼれてしまうリスクが見られました。

🔧【ご提案】
この部分も一緒に新しい部材に交換することで、雨が降ったときのトラブルを防げます。

たて樋（屋根の雨水を地面へ流すパイプ）の部分がサビて傷んでいます。
継ぎ目のところには水漏れの跡や腐食も見られ、これでは大雨のときに水があふれたり、外壁を傷める原因になります💦

また、配管がズレていたり、仮止めしてある部分もあって、いつ外れてもおかしくない状態です。
このまま放置しておくと、雨漏りや壁のシミ、建物の傷みにつながるおそれがあります。

今回調査を行った現場では、以下のような劣化や不具合が確認されました。

部分的な修理も可能ではありますが、今後の安心を考えると、雨樋をまるごと新しく交換することをおすすめいたします。

雨樋の老朽化により交換工事のご提案をさせていただきました。

項目名	数量	単価（円）	金額（円）
既存雨樋撤去・処分	124.0m	500	62,000
新設工事（パナソニックPC77角）	124.0m	2,000	280,000
たて樋工事（パナソニック60丸）	44.0m	2,500	110,000
補修・部分施工	—	—	20,000
集水器・角マス・台金付部施工	11.0カ所	2,800	30,800