屋根などが地震や台風で被災した際に行う緊急時の応急処置「雨養生」

長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
↓ ↓ ↓
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
動画で見たいという方は是非ご覧ください!
目次【】
本格的工事まで被害を拡大させないための応急処置「雨養生」

「今日、明日にでも雨の予報が出ている」、「また雨漏りするかもしれないので、取り敢えずの対策はしておきたい」など屋根に被害が出ているのにも関わらず、悪天候が予想される場合に行われるのが雨養生です。

その雨水の浸入を抑えるために行われるのが雨養生なのです。具体的にはブルーシートなどで損傷部分や雨水の浸入口となっている部分を覆い、ブルーシートが飛散したり、ずれないよう、テープ(養生テープやブチルテープ)やタッカー(ホッチキスのようなコの字型の釘)で固定することを指します。
降雨との関係性は低いものの、阪神・淡路大震災では送電が復旧した際に通電による火災が多く発生しました。実際の雨漏りでもブレーカーが落ちたり、そのせいで家電が壊れたりということが発生しています。
【雨水の浸入により考えられる住まいが被る二次被害】







既に建物に被害が出ており、これから起こる降雨によってさらに被害が拡大しかねない方、迅速に対応いたしますので、ぜひご連絡ください。 地元密着の業者である街の屋根やさんが被害拡大を防止することで、工事開始前の不安を解消致します。
また、工事中も悪天候の可能性がある場合はしっかりと養生し、心配事を極力少なくします。

一般的に屋根塗装や外壁塗装で塗らない部分をビニールなどで覆ったり、近隣に塗料が飛散しないように足場などをメッシュシートで囲うことが養生です。
損傷した部分をビニールシートなどで覆い、雨から保護することも養生の一つです。雨養生はこれからの被害を防止するために行うものなのです。
実際の雨養生の例
応急処置で被害の拡大を防ぐ
これらはいずれも一時的な応急処置であって、天候が回復次第、本格的な復旧工事に取り掛かる必要があります。雨養生はそれまでの悪天を凌ぎ、被害の拡大を防ぐためのものなのです。私達は天候が回復次第、すぐに工事ができるよう火災保険への申請、お見積もり、各種の手配を迅速に行っています。一刻も早く、お客様のご不安を解消したいからです。










補修が必要な緊急時でも屋根には決してのぼらないでください

雨で塗れた屋根は予想以上に滑りやすく、台風の接近中や通過後は強風が突然、吹くこともあります。屋根のプロの私達であっても、強風や足元の安全が確保できない雨の時は二次災害を防ぐために作業を行いません。お家などが心配でも絶対に無理をしてはいけないのです。
確かに雨水の浸水は建物に重大な被害を及ぼします。現在では吸湿剤や乾燥剤も優れたものがありますので、雨養生後にしっかりと復旧工事を行えば、ほぼ元通りにすることが可能です。

また、緊急時だからといって、充分に調べないうちにご自分で処置してしまうと、それが間違っていたというケースも出てきます。こうなると、それも直さなくてならないので、結果として余計に工事費用がかかってしまう場合もあります。
安全面だけでなく、的確な補修や工事といった面でも屋根の専門業者に任せた方が間違いはないのです。
現場見た間違いだらけの施工例はこちら>>
ご注意ください!自然災害による建物への被災でも
火災保険で直せるものと直せないものがあります

台風・雹・雪など悪天候による建物被害は火災保険によって直すことが可能です。
しかし同じ自然災害でも地震による建物被害、火山の噴火による噴石や土石流の被災は火災保険の補償の対象ではありません。
こちらは地震保険でないと直せないことがほとんどです。詳しくはご加入している保険会社にお尋ねください。
火災保険を使った屋根修理はこちら>>

最近では2018年1月22~23日に南関東で大雪が降った後、「貴方のお家の屋根、この前の雪でおかしくなってますよ」と訪問してくる業者がかなり増えたという報告がなされています。街の屋根やさんにも「訪問してきた業者から雪で屋根がおかしくなっていると指摘された」というご相談がかなりありました。
2016年の熊本・大分地震では屋根をブルーシートで養生しただけなのに、何十万も請求されたという話を聞きます。支払いを拒むとブルーシートを無理やり剥がして帰っていくケースもあったそうです。


リフォームの訪問販売トラブル事例について詳しくはこちら>>
ちょっとした応急処置に役立つブルーシートなどのグッズ

建物だけでなく、頭から被ってレインコートの代わりに使えますし、体に巻けば防寒着の代わりにもなります。避難所などでは着替えの際の目隠しなどにも役に立ちます。ご家族の人数分の他、数枚を常備しておけば何かと心強いでしょう。

塗装の際に用いられる養生テープは水に強いのだが、接着した面を破壊しないよう接着力が抑えられています。養生テープの他、接着力が強いテープを用意しておけば安心です。捻挫をした時などの固定にも重宝します。

軍手をしていれば、ダメージ受けたとしても軽減されるのです。カッターなどの切断用具も使用するので、防刃タイプのものを用意しておけばより安心です。作業性を考えて、自分の手のサイズに合ったものを用意しておきましょう。

例えば、建物が密集しているところの北側の軒天の下などはかなり暗く感じるでしょう。昼間であっても暗い部分を詳細に観察するためには懐中電灯などのグッズが必要です。防災用品として必ず挙げられるグッズですが、養生にも使われる可能性があるので、こちらに入れておきました。
懐中電灯などで照明が確保できたとしても、夜間などに作業するのは危険なので厳禁です。

ケータイやスマホのカメラで問題ありません。大切なのは雨養生をする前の写真を撮っておくことなので、お家などが損傷してしまうと何かと焦ってしまうことが多いでしょうが、忘れずに撮影しておきましょう。
屋根などが地震や台風で被災した際に行う緊急時の応急処置「雨養生」のまとめ
●本格的な工事の前に雨水の浸入を防ぐために行われる応急処置が雨養生
●補修が必要な緊急時でも屋根にのぼるのは危険なのでお止めください
●自然災害に合わせて活発化する悪徳業者にご注意ください
●普段から防災グッズとしてブルーシートなどを用意しておきましょう