生駒市一戸建ての屋根ですが
モニエル瓦です!かなり劣化しています!モニエル瓦について少し説明します!
モニエル瓦っていったい何って思う方も多いでしょう?瓦を塗れるとも知らない方もいます!
他のお家の屋根とどう違うの?初めて聞く言葉で困っている方も多いのではないでしょうか???
最近ではネットで調べると出てきますが会社によって施工が違う場合や安い材料で施工する会社もありますので注意が必要です!
モニエル瓦は、乾式コンクリート瓦とも呼ばれ、非常におしゃれなデザイン、しかも
災害にも強いという、大変優れた屋根材です。
塗装によるメンテナンスで屋根の寿命を大幅に延ばすことができます。 しかし、特殊な屋根のため、塗装の際は注意が必要です。万が一誤った施工をすると、剥がれなどの不具合が出てしまう可能性がありますので気を付けないといけない瓦です!
ここではモニエル瓦の基本的な特徴から経年で起こる劣化症状を書いていきますね!
とても性能が高く、高級感もある素晴らしい瓦です。
機能として
耐震性・断熱性が高いモニエル瓦は、主成分がセメントと砂であるため、日本古来の粘土瓦(和瓦)よりも
軽量です。
そのため
耐震性、断熱性に優れている、とても性能の高い瓦です。
ただ、セメントは水分を吸収すると劣化してしまうため、モニエル瓦も塗装によるメンテナンスが必要となります。
メンテナンスすることで
40~50年以上使い続けられます。
モニエル瓦は、築10年前後で塗装をしましょう。ちなみに10年で塗装をする方は殆どいませんが(´;ω;`)ウッ…
なぜなら、
新築時の塗膜が
一年を通して紫外線や風雨によって劣化し、屋根材が傷み始めるのがこの時期だからです。
遅くても15年頃までには塗装してあげることが大切です。主観ですが20年以上放置しているお家が大半です!
モニエル瓦の表面が色あせて、くすんで見えます(艶が無く剥げて見えてくる)
新築時は綺麗に色づいていたはずですが、日々の紫外線や風雨により、
着色スラリー層が弱って、色が抜けてきている状態です。
劣化の初期症状と言って良いでしょう。
よく見かける瓦の表面にある、
黄色や茶色っぽいブツブツの正体は、コケやカビです。
コケなどは緑色のイメージだと思いますが、日当たりの強い屋根の上で乾いて仮死状態になると、このような黄色っぽい色になります。
北面や梅雨時期などは緑色に復活しています。
モニエル瓦が水分を含んでジメジメした状態になると、
カビやコケの胞子が付着して、根付いてしまうので表面の塗装が切れてしまっている証拠です。
カビ、コケは瓦の内部に根っこを張っていくため、モニエルの主成分であるセメント自体をもろくしてしまい繁殖するとひび割れやすくなり、
耐久性も落ちますので、見つけたらすぐ塗装を検討する事です。
厚みがあるモニエル瓦も、経年劣化でひび割れてしまいます。
セメントは水を吸うと膨張し、乾くと収縮しその動きで負荷がかかるために起こります。
塗装の防水性が切れてからしばらく経っている状態です。
放っておくとひびは広がり、やがて欠落も起こってきます。
傷んだ場合はそこだけ交換すれば・直せばいいと思うかもしれませんが、
モニエル瓦に限ってはそれができないです。
現在は廃版となって製造・販売されていないためです。
瓦って一番傷む箇所となります!外壁もですが一番傷むのは屋根です!