カラーベストって塗装をしないといけませんか❓❓❓
セメント瓦であるカラーベストとは、昔ながらの和瓦(陶器瓦)よりも低コストなため、
かつて全国で広く普及した屋根材です。
カラーベストは
水に弱いという性質があり、
塗装によるメンテナンスが必要になります。
放置しておくと、水を吸収して様々な劣化症状を起こし、
屋根の交換やお家の雨漏りにつながってしまいます。
新築当時は不動産屋さんや工務店から塗装を
しないといけないとかそういう話は出なかったでしょうね!
大事なお家を守る為、長く美しく保つための記事を書いていきます!
カラーベストやモニエル瓦、セメント瓦は、塗装によるメンテナンスが必要な屋根材です。
なぜなら、セメントの素材そのものは防水性がありません。
新築当初は表面に塗装されており、水を弾いてくれていましたが、
塗装は日々の紫外線などで劣化してしまいます。
塗装が弱るとセメント素地がむき出しの状態になり、
水をどんどん吸い込むようになります。
この、水が原因で、いろんな劣化症状を引き起こしていきます。
*セメント瓦の表面が色あせて、くすんで見えます。
新築時は表面に塗装されて綺麗に色づいていたはずですが、
日々の紫外線や風雨により、塗装が弱って、色が抜けてきている状態です。
これは
劣化の初期症状です。
遠目に屋根が見えたとき、なんか色あせたかな、
新築時よりぼんやりした色に見えるな、と思ったら、点検をお勧めいたします!
*
瓦の表面にある、茶色っぽいブツブツの正体は、コケやカビです。
コケなどは緑色のイメージだと思いますが、
日当たりの強い屋根の上で乾いて仮死状態になると、このような色になります。
北面や梅雨時期などは緑色に復活していたりします。
セメント瓦が水分を含んでジメジメした状態になると、
カビやコケの胞子が付着して、根付いてしまいます。
表面の防水性が切れてしまっている証拠となります。
カビ、コケは瓦の内部に根っこを張っていくため、
セメント自体をもろくしてしまいます。
繁殖するとひび割れやすくなり、耐久性も落ちますので、
見つけたらすぐ塗装する事です。
*カラーベストは、経年劣化でひび割れてしまいます。
セメントは水を吸うと膨張し、乾くと収縮するため、その動きで負荷がかかるためです。
塗装の防水性が切れてからしばらく経っている状態です。
放っておくとひびは広がり、やがて欠落も起こってきます。
瓦だけではなく棟板金の釘の抜けやコーキングの劣化で
鈑金自体が強風で飛んでしまう場合があります!
万が一、お庭やベランダに破片が落ちたり通行人に当たったりしては
大変ですので、早急に塗装する事をお勧めします!
カラーベストは、築年数が10年程度で塗装するのが理想的です。
理想的ですが10年で塗装をする方はゼロに等しいです( ノД`)シクシク…
なぜなら、最初の塗装の効果が切れて、劣化が進んでくるのが
このくらいの年数だからです。遅くとも15年頃には塗装をすることです。
かといって全て新しい屋根にするために
大きな葺き替え工事になっては、費用もかさんでしまいます。
大切ないろんな良い事や悪い事の思い出の詰まったお家を守ってあげて下さいね!