桜井市より
「お風呂をユニットバスに替えたい」
とお問合せ頂きました。
早速現場調査にお伺いしました。
桜井市のこちらのような築年数が経過しているお家には、木材を使った「在来工法」のお風呂をよく見かけます。
素材となるタイルは耐水性能や耐火性能が強いだけではなく、太陽光や温度・湿度の変化にも強いという特徴があります。
そのため、あらゆる環境に対応できるお風呂にしやすいとされています。
お風呂用のタイルには、使用できる素材やデザインのラインナップが豊富であるという特徴があるため、
自分好みにカスタマイズできる楽しみがありますね。
タイルは何といっても耐久性の高さが魅力です。水を頻繁に使うお風呂は劣化が進みやすいですが、
タイルは水垢やカビが発生しても取り除きやすい特徴も持っています。
タイル張りのお風呂は耐久性が高いですが、年数が経つと徐々に劣化が進んできます。
タイルの目地が汚れてきたり、タイルが割れたりと、劣化が進むと目に見えて分かりやすい症状が出てくることもあります。
少しくらいの劣化ではそのまま放置しても良いのではないかと思う人もいるかもしれませんが、
ひび割れなどの劣化を放置していると水漏れや構造部分の腐食し深刻な状態に陥ってしまう危険性があります。
最初は小さなひびだったとしても、亀裂がどんどん広がって完全に割れてしまったり、
割れ目から水が入って構造にダメージを与えてしまう危険性があります。
浴槽はステンレス製です。
ステンレスとは、鉄にクロムやニッケル等を加えた「錆びにくい合金」のことです。
炭素の割合で、ステンレスの種類や特徴が変わります。
ステンレス浴槽は磨くことでメンテナンスができるという点もメリットです。
しっかりと磨き上げることができれば、鏡のように映り込むステンレスの美しさが蘇れます。
ステンレスは汚れにくい代わりに、金属なので水垢やキズが目立ちやすい点もデメリットです。
定期的にしっかりと洗ってキレイに磨ければ良いですが、粗いタワシなどでこすってしまうと逆に表面にキズがつきます。
キズがつくと水垢がつくペースも早まり、結局は水垢を放置してしまう・・・なんてことも珍しくありません。
ステンレスといっても「サビにくい」とはいうものの全くサビないわけではありません。
表面についたサビは磨けば落とせますが、メンテナンスをしないと水垢やキズ等と相まって見た目が汚くなってしまうこともあります。
まめにお手入れしていても経年劣化で残念ながら汚れやキズが目立ってきてしまいます。
在来工法のお風呂は、浴槽と床面の段差が大きいので、浴槽に入る際、手摺がないと、危険です。
またタイルは滑りやすく、高齢の方や小さいお子様がいる家庭では、危険な場所でもあります。