これからDIYをしようと考えている人必見 知らないならやるな
塗膜防水？で仕上げてあります。
この防水は、お客さんが工務店の人に
何を塗ったらいいのか相談して、
ホームセンターで塗料を購入。
お客さんがそのまま塗って施工したそうです。
もう施工からかれこれ10年近く
経っていますが、僕が見てもDIYとあまり気付きませんでした。
が、
この後弊社で塗装ををする場合は、
シート防水等の絶縁工法で、既存の塗膜部分に
新しい防水層を密着させない工法を提案します。
なんで！？普通に上から塗れないの？？
ってなると思いますが。
ホームセンターの塗料を
塗っているという所と、
下地処理をしていないのに塗装した
という所に原因があります。
防水塗料！！！
っておもっきりでっかく書いてますけど！！
裏面にも防水塗料とかそれっぽいこと
めっちゃ書いてあるんでこれ使えるやん！！
って思ってしまいがち。。
有機溶剤って書いてあるので、
水性塗料を塗っていないだけいいのですが
市販塗料で、普通の人には規制されているシンナーが
使えませんのでそれ相応の成分しか入っていません。
僕たちが扱う溶剤の塗料は、
塗料用シンナー（うすめ液）を
混ぜて粘度や染み込みを
調整して施工するんですが
そのプロ用の塗料に、ホームセンターで
市販されているうすめ液を混ぜると分離します。。。
っていうくらい、塗料としての成分が違うんです。
この上から僕たちが使うような強めの溶剤で
施工してしまうと、既存の塗膜が溶けて
浮いたり捲れたりしてしまう可能性があります。
ですので、捲れる可能性がある事を
ご理解してもらって水性塗料を施工するか
既存塗膜と絶縁する工法で施工するかの
どちらかを提案します。
塗膜がべろんべろんに浮いてしまっています。
これは、従業員が多いので、修繕の空いた時間でみんなで塗装したみたいです。
この時の塗料は近くの塗料問屋で購入したプロ仕様の塗料らしいのですが
これを塗装する工程に問題がありました。
下地等の工程をぶっ飛ばして、
買ってきた塗料をそのまま
ローラーで壁に塗ったそうです。
ですので、そのあとすぐに
捲れてきてこんな状態に。。
このせいで、捲れまくった塗膜を
全部剥がしてからじゃないと塗装が
出来なかったので、スクレーパーで
壁面の塗膜を全て剥がしてからの仕上げとなりました。
ものすごい労力とお金がかかっています。
前回の塗装をちゃんとしていればこんな
余計なことをしなくてよかったのに！！
僕たちが施工するなら、まず壁面を綺麗に清掃してから、
壁の仕上げに素材に合ったシーラー材の塗布をし、上塗りします。
何をするにも、下地の塗装等
下地処理はしっかりしないといけません！！
屋根の棟部分にホームセンターで買った防水パテとやらを詰めています。
外壁のクラックにコーキングを打っています。
この二つについて！！
まず、防水パテですが、ホームセンターで店員さんに聞いて選んでもらったそうです。
お客さんも、ホームセンターの人に提案してもらったので使用して購入しました。
パテ自体は水を弾きますが、このパテが密着していないと全く意味がありません、、
しっかり密着していないので、ほぼ全部パテが剥がれてしまっています。
次にコーキングですが、まず、こ
のコーキングに上には塗料が付きません。
ですから、後に外壁塗装等をする際、
これを施工した箇所は塗装が剥がれてしまいます。
しかも、コーキングを壁に均していないので、
コーキングチューブでだしたものを
そのまま壁に付けただけの状態です。
これでは、クラックにコーキングが
入り切ってないので、ほぼ止水になっていません。
かなり中途半端な施工で、この後ちゃんと
施工しようと思ったら、パテもコーキングも
いったんすべて切り外さないといけないし、
コーキングは全部取りきれないので、
コーキングの上でも塗膜が密着するように、
コーキング用のプライマーを施工しないといけません。
なかなか手間な事になって、ちゃんと
施工する際に余計な費用がかかります。
このようなお家の付帯部分って
簡単にできそうだからと自分で
塗ったりしがちですが、鉄部分こそ
しっかり塗装してないとダメ！！
塗装前にケレン作業をするということを、
当然ですがお客さんはあまり意識していないです。
ですので、錆の上から直接塗装してしまったり
していますので、塗ってもすぐに塗膜に亀裂が入ってきます。
それを何度も塗ってしまうので、
塗って、捲れてを繰り返し、
何層にも重なって塗膜が浮いてきてしまい
まともに施工するときに、それを全部めっくって
塗り替えないといけません。
その手間が大変です。
浮いたり、捲れたり、錆がでていたりしている所は、
全てケレン掛けで削り飛ばさないとイタチごっこになります。
ベニヤ板を貼った上から直接サイディングをビスで打ちつけています。
サイディングの目地にコーキングは入っておらず、突き合わせていただけでした。
これほぼ全部間違いです。
このせいで、サイディングの隙間から
雨が侵入し、内側のベニヤを濡らし、
サイディングがベニヤにベタ付けに
なっているので雨水が排水されず停滞。
サイディングが内側から水分を吸い込み
膨れたり反ったして、ベニヤとサイディングを
打ちつけた釘が腐食し、壁が落ちています。
ケチってしてしまったせいで、
内側のベニヤまで剥がしてやり替えないといけません。
かなりの費用がかかってしまいます。
しかも、濡れた木材は白蟻の発生を促すので、
そういった事にも注意しないといけません。
本来であれば、ベニヤの上から透水シートを
貼りベニヤに水がかからないようにしてから
サイディングとベニヤが密着しないように胴縁で
隙間をあけて施工し、サイディングの目地は
全てコーキングで塞いで止水します。
これが正しいやり方です。
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