日本で竪穴式住居で暮らしていた頃、
中国では瓦の製造が始まっていました。
六世紀に仏教と共に伝わり、飛鳥寺が建立されました。
これが日本初めての瓦葺きになります。
ここから
瓦葺きの
寺院が全国に広まっていきました。
その後時代は移っていき、
寺院から城郭にも瓦が使われていきます。
民家に使われるようになったのは江戸時代に入ってからでした。
瓦が伝来してから私たちが使えるまでにかなりの時間がかかったのですね。
贅沢品の為、中々使えなかったのですね。
その後は
江戸時代の大火の後に、軽量で本瓦より安価な桟瓦が開発され
助成金のおかげもあり広がっていきました。
それと共に屋根の軽量化を図るため金属製の瓦も使われてきました。
こちらは高価なものであった為、寺社仏閣や城郭での使用がほとんどになります。
民家で使用されるのは明治維新以降になります。