塗装工事をする際にはシンナーを良く使用する事があります。シンナーと言ってもいくつも種類があり、それぞれ用途で使い分けをします。
本日はその中から塗料用シンナーと言うシンナーを紹介させて頂きます。
塗料シンナーの主な用途は弱溶剤塗料の稀釈(きしゃく)に使用します。
稀釈とは分かり易く言えば混ぜる、薄めると言う意味です。
塗料単体で使用を出来ない事はありませんが、塗料の粘度が硬く塗りづらいのです。
そこに塗料用シンナーを加える事で粘度を調節出来て、塗料の伸びが良くなり塗り易くムラなく綺麗に塗布出来ます。
そして、塗料の稀釈以外にも仕上げ作業時などの塗料が付着してしまった部分などの掃除に使用する場合があります。
強めのシンナーで付着した塗料を拭き取る方法もありますが、拭く場所によればシンナーが強すぎて下地のコーティングや塗装を剥がしてしまう恐れがあります。
そう言ったシンナーに比べると塗料用シンナーは少し弱めで拭き取る際に最適な場合があります。
また、逆に塗料用シンナーでは拭き取れない場合もあります。
そして皆様のイメージにもあると思いますが、シンナーは使い方を誤れば人体に悪影響があります。
口や目にシンナーが入らないように細心の注意を払い作業をしなければいけません。
また皆様がもしDIYなどでシンナー系の物使用になられる際には注意点が有ります。
目や口だけでなく、何かの拍子で衣服にシンナーが掛かってしまった場合はすぐに脱いで着替えて下さい。
衣服にシンナー掛かったままほって置くと肌とシンナーが一定時間触れていた所を低温火傷します。
ヒリヒリと痛み、痒みや被れて炎症を起こしたりしますのでシンナーが掛かった場合は直ぐに着替えましょう。
もちろんですが、火気厳禁です。
以上、塗料用シンナーの説明でした。