木造建築の常識 水の上・下(かみしも)
今回は木造建築の常識を数点ご紹介させて頂きます。
水の上・下(かみしも)について、釘・ビスの打ち込む場所についての2点の常識をご紹介させて頂きます。
水は重力によって上から下に流れて行きます。
ですので、テープやシートを重ねる時は下から貼って上を重ねて水の流れに逆らわないように施工します。
当たり前の事ですが、原理原則を無視して雨漏りが発生する場合がとても多いです。
必ずこの原則に基づいて施工して下さい。
写真の右のような施工になりますとお部屋や屋根の内部に雨漏りが侵入してしまいます。
釘やビスは正しい場所に打つことによって本来の力が発揮されます。
左図のように釘を骨組み部分まで打ち込む事によって固定力を生みます。この状態を「釘が効いている」や「ビスが効いている」と言います。
薄い合板に釘を打ち込むと固定力がない上に合板の破損にも繋がりかねませんので、DIYなどをお考えの方は覚えていて下さい。
釘は下地木材に効かすというお話をしましたが、下地木材を目視で見つけられるシーンは工事をする中では非常に少ないです。
見えていない下地木材を探す為に職人さんはハンマーを使用します。
下地木材の上をハンマーで叩いた時とそうでないときは音に明らかな違いがあります。
弱い力で叩くだけで分かりますので、下地木材を確認する事をくせづけましょう。
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