苔が生えた屋根は放置して大丈夫? 街の屋根やさん 奈良南店
家の屋根に苔が生えているのを見た事がありますか?
恐らく多くの方が、見た事があると思います。
もしかしたら読者の方の、家の屋根に苔が生えているかも知れません。
実は自宅の屋根に苔が生えて、どうしたらいいか悩んでいる方は沢山いらっしゃいます。
「放置してても大丈夫?」「解決するとしたらどんな方法があるの?」そういった多くの方の疑問に、お答えさせて頂きます。
苔は湿気のあるところを好みます。
日当たりの悪い、家の北面の屋根で生えている事が多いです。
屋根材は生産時に、表面をコーティングして作られております。
車の撥水コーティングのように、最初は水を弾くようになっております。
そのコーティングが剥がれ、雨水を吸い込むようになれば苔が生えやすくなります。
苔は主にセメントが主材料の屋根材で繁殖します。
「セメント瓦」「スレート」「カラーベスト」「コロニアル」「モニエル瓦」などの名称がセメント屋根材になります。
苔が生える屋根というのは、屋根材本来のコーティング力が失われておりますので、すぐに悪化します。
セメント自体は水に強い素材ではないのです。
コーティングがセメント屋根材の生命線です。
ではこの状態で放置すればどうなるのでしょうか?
セメントの瓦は劣化するとひび割れを起こします。
使用屋根材、生産メーカーなどによって誤差はあるものの、新築から20年程度放置すれば屋根材はひび割れを起こします。
ひび割れを起こすと、雨漏りに繋がります。
雨漏りを起こす前の予防を心掛けた方が、屋根は経済的に長持ちさせる事が出来ます。
では予防とはどういった方法なのか?
大きな瓦の損傷を起こしていない場合、屋根塗装が最も適しております。
他の工事に比べて低コストで施工出来るのが魅力的です。
汚れや苔を一度、高圧洗浄で削り落として屋根材のコーティングを回復させます。
屋根塗装を行うか否かで屋根材の耐久性は大きく差が出ます。
定期的に屋根塗装を行う事で、何もしなかった場合の倍以上の期間を健康で過ごすことが出来ます。
ちょっとしたひび割れ程度であれば、ひび割れ補修専用の材料を使用して、ひび割れをふさぐ事が出来ます。
そうした後に屋根塗装を行えば、問題を解決する事が出来ます。
屋根を新設したかのような美しさと機能性を低コスト、短期間で実現する事が出来ます。
屋根塗装の中でも「シリコン塗装」「フッ素塗装」「遮熱塗装」などグレードは細分化されます。
それぞれの住宅環境にあった塗装を行う事で、経済的に屋根の長寿を実現できます。
これまで屋根塗装の良い点ばかり、語らせて頂きましたが、弱点も存在します。
・屋根塗装は比較的軽度な経年劣化を起こしている住宅で効果を発揮します。
雨漏りを起こしているなど、重症度が高い場合、屋根塗装で回復させる事は不可能です。
その場合は下記の屋根カバー工事で対応します。
カバー工事とはその名の通り「屋根に屋根を被せる。屋根を屋根でカバーする工法」を言います。
重症度が高かったり、屋根材自体が寿命の場合で行われる事が多いです。
屋根材の撤去を行わず、上から屋根を葺きますので、撤去費用が掛からず、2層の屋根に出来るメリットがあります。
雨漏りにも強い工法です。
屋根のカバー工法では主に「軽量屋根材」を使用します。
2020年現在のカバー工法で一番シェアが多いのは、ガルバリウム屋根です。
軽くて丈夫な金属で屋根を覆う工法です。
しかし、そんなカバー工法にも弱点があります。
・屋根が抜けているなど、重症度が最高レベルの場合は施工できない。
・平たい形状の屋根には適していますが、特殊な形の屋根材に上から施工する事は困難。
などの弱点があります。
もし上記のような症状でも、他の工事方法で対応する事は可能です。
今回はお客様より多くの質問を頂く、苔の生えた屋根の問題点と解決方法について解説させて頂きました。
しかしこれは、ほんの一部の事例と解決方法に過ぎません。
弊社では「屋根の劣化具合」「住環境」「経済状況」などを考慮し、その住宅とお客様にあったオーダーメイドの屋根工事を提供しております。
点検、提案、見積もり、質問など無料で承っておりますので、お悩みの方は街の屋根やさんまでお気軽にお問合せ下さい。
スタッフ一同、地域の皆様からのご連絡をお待ちしております。
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