今回は屋根裏の動物の糞尿害についてお話させていただきます。

ネズミやコウモリ、アライグマやハクビシン、イタチ、タヌキなど沢山の動物による屋根裏などの糞尿害があります。
その糞尿害から天井が雨染みが出来たり、抜け落ちたり、雨漏りの原因にも繋がる場合もあるのです。

そうならない為にも未然に防ぐ方法やもし糞尿害に合われたときどうすればいいかをお話させていただきます。

民家に現れるネズミは
「クマネズミ」「ドブネズミ」「ハツカネズミ」が多いです。

天井裏など高い場所を好むのはクマネズミです。
警戒心も強く、駆除が難しいネズミです。。。
ネズミは移動しながら尿をするので、シミが残るのが一ヶ所とは限りません。
また、黒っぽい小さなかたまりが落ちている場合は、ネズミの糞かもしれません。

糞はネズミの種類によって大きさや形が異なります。
クマネズミの場合は、1㎝程の細長くて不揃いな形をしています。

家に棲みつくコウモリは、主にアブラコウモリです。
屋根裏、軒下、換気口、高架下などに生息しています。
体長は約5㎝前後で、１ｃｍ程の隙間からでも侵入してきます。
糞の大きさは5〜10mmで、黒〜茶色のパサパサとしていて崩れやすく、少しよじれています。
夏の時期に軒先や屋根の下、ベランダに落ちていることが多いです。
ただ、先程のクマネズミの糞とよく似ています。
少しコウモリの糞の方が黒っぽく見え、まとまって落ちている事はあまりありません。
コウモリは大量の糞をします。
軽い体重を維持する為でしょうか。。
集団で活動するコウモリが大量の糞尿をすると大変です。

ラスカルで有名なアライグマ。
かわいい顔をしてますが気性は荒く力も強い為危険です。
糞の特徴は5～18㎝の長さで雑食の為食べるものによって色や形が変わります。
あまり咀嚼もしないようで、時には見たくないものまで含まれている場合があります。
もし、天井に侵入したならば、同じ場所に排泄されるので、放っておくと天井は腐っていくでしょう。。

こちらはハクビシンです。
糞の特徴は小型犬と同じくらいの大きさで5㎝～15㎝程です。
丸くて長く、果実を好んで食べるため果物の種子が多く混じっていることが特徴です。
また、ハクビシンも「溜めフン」という習性があります。
同じ場所に糞尿をするのです。
放っておくと天井が抜け落ちてしまう場合があります。

こちらは哺乳類ネコ目イタチ科の動物のイタチです。
ニホンイタチ （ホンドイタチ）とチョウセンイタチの二種類居てます。
チョウセンイタチの方が一回り大きくなります。
また、どちらも雄の方が大きいです。
糞の大きさも雄と雌で変わります。
形は細長くて水分が多いのが特徴です。
肉食、雑食の為臭いがとてもクサイです。
糞尿はマーキングの意味もあります。
繁殖期に入れ代わり立ち代わりやってきてお見合い場所になるんでしょうね。。

これらの糞尿害を放っておくとどうなるのか・・・
上記画面のように天井に尿の染みができたり、腐った天井が抜け落ちてくるといった被害が生まれます。
また、屋根裏に巣を作ってしまうかもしれません。
一見、雨漏りにも見える雨染みのようなシミは動物達の糞尿害から発生したものなのです。
・軒天井の換気口・床下の通気口・換気扇などから簡単に入ってきてしまいます。

臭いがする場合もあります。
まずは何も触らずに早急にご相談くださいませ。

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触っていけない理由は人体への被害も出てくるかも知れないからです。
糞による人体の被害は、・ダニによる被害・寄生虫による被害・糞から発生する菌による被害などが考えられます。
イエダニ、回虫、サルモネラ菌など住みついているのです。。。
命に関わる場合もございます。
もし見かけても素手では絶対に触らないでくださいませ。
私どもや駆除業者が原因を探り対処いたします。
糞尿を適切に処理し、清掃し、侵入経路を塞ぎ入ってこれない環境を作ります。

害獣によっては、自治体の許可が必要なほか、駆除が禁止されている動物もいます。
その自治体によって違う場合もあるのでご了承ください。

いかがでしたでしょうか。
今回のような糞尿害に合った施主様は数多くいらっしゃいます。
私の家は大丈夫と思われるかもわかりませんが、関係あるかもしれません。。。
害獣が住みつくには理由があります。
侵入を防ぐために、近所の用水路は定期的に掃除しましょう。
庭の果実を取り残さないようにしてください。
生ゴミやペットの餌などはキチンと片付けましょう。
そうなんです。
家の中や周りの環境を綺麗に保つことが、害獣を寄せ付けない予防になるのです。
ご自分で駆除も出来ないわけではないのですが、費用はかかりますし、手間や危険を考えたり、もし失敗した場合もっと大掛かりな工事になりかねません。。
そうなる前にご連絡くださいませ。

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一緒に解決策を探しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。