日本で多い木造住宅は、水に弱い特徴があり雨漏りが致命的な建物の劣化の原因となってしまうことが多いのです。
この雨漏りを放っておくと建物が傷んでしまうのは容易に想像出来ると思います。

しかしそれだけではありません。。。

今回は雨漏りのリスクというものを知っていただきたいと思います。

雨漏りと言えば．．．
・天井から水が垂れてくる。
・静かな時に水滴の音がする。
・天井や壁紙に雨染みのようなものが落ちてくる。
・床が膨れ上がる。
・結露が増える。
などなど色々な症状が起こります。
これらは雨漏りに繋がる可能性があります。
天井から水がポタポタしてきたら末期症状なのです。。。

屋根からの雨漏りは沢山の原因が考えられます。
・屋根材の浮き、割れ、ずれなど
・棟板金や谷樋板金の腐食や釘浮き
・漆喰の崩れ
・雨樋の不良
・初期の施工不良
一つだけでなく、二つ、三つと多くの原因が重なることもあるのです。

木材は腐敗し、急速に劣化が進みます。
鉄筋部分は露筋状態になります。
露筋とは・・・コンクリート内部の鉄筋が腐食して変形して露出してしまうことです。
木材や鉄筋部分の腐食が進むと、建物の強度や耐久性を大きく減少させてしまいます。
天井が突然抜け落ちたり、家屋が傾いてきたり、倒壊する場合もあります。

雨漏りすると湿度が高くなります。
そうすると、カビが発生します。
カビを餌にしているダニも発生します。
カビとダニによって天井裏などから強い臭いを放ちます。
カビは臭いを発生させる事に限らず木材を腐らせてしまう菌も発生させます。
菌が発生すると木材に穴が空いたり亀裂が起こってきます。
また、家屋だけでなくそのカビやダニによって感染症やアレルギーの原因ともなり、人の健康や命に係わる被害が起こる場合があります。

木材が腐食していたり、湿った空気にはシロアリが集まってきます。
シロアリは腐食し柔らかくなった木材に集まる習性がありますが、壁面に入れられている断熱材や電線まで食べられてしまう場合もあります。

電気配線や器具には絶縁体という電気が漏れない対策が施されています。
雨漏りを放っておくと、雨水が絶縁体の隙間に入り込んでしまい、漏電を起こすことがあります。
漏電は、家電の故障や停電の原因だけでなく、必要以上の電力を消費してしまう為電気代が高くなるでしょう。
また、感電したり、火災を引き起こしてしまう危険があり、家を失うばかりでなく、命にも関わってきます。

きっと雨漏りしたならその箇所にバケツなど置くでしょう。
但し、上の画像には足りないものがあります。

それは．．．ブルーシートです。
跳ね返らない様にバケツの中にタオルが入っていますが、もし豪雨になればもっと雨水等が落ちます。
その時に床を濡らしてカビやシミを防ぐためにもブルーシートやレジャーシートを敷いておくと安心です。
無ければ、新聞紙やバスタオル、ペットシーツも効果的です。
もし、目視点検で雨漏り箇所を見つけたならば、またまたブルーシートが活躍します。
ブルーシートを被せ、土嚢袋やテープで抑えます。
しかし、これは高所での作業になりますし、とても危険です。
プロでも事故する場合もあります。
無理に屋根には登らないでくださいね。
あくまで応急処置です。
雨漏りが解決するわけではないのです。
まずはご連絡くださいませ。必ず向かいます！

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もし災害などで、私ども業者が手配できないこともあります。
その時に限り行うようにしていただきたいと思います。
・必ず作業は2人以上で行ってください。
・ヘルメットを装着してください。
・天気のいい日に行ってください。
・必ずご自身の身を一番に行動してくださいませ。

雨漏りを放置しておくと家屋の健康や寿命に関わるだけでなく、人の健康や命に係わる被害が起こってしまう場合があるリスクを解っていただけましたでしょうか。
雨漏りは放っておいても自然には治りません。
雨が降る度に劣化が進みます。
あなたにも影響が出てしまうかもしれないのです。。
初期の雨漏りならばコストもそんなに掛からなかったのに、放置してしまったために大工事になってしまい高額な修理費用になった例も少なくありません。
もし雨漏りに気付いたならば．．．
心配ならば．．．
いつでもご連絡くださいませ。
一緒に解決策を考えていきましょう。

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最後までお読みいただきありがとうございました。