奈良市で天井に雨染みが、、屋根からの雨漏りの疑い
奈良市で天井の雨染みも見つけて、不安を感じられているお客様よりお問い合わせを頂きました。
2階の天井部分でしたので、屋根からの雨漏りをすぐに疑いました。
雨漏り被害部分の状態と原因を調査します。
まずは雨漏り箇所の様子を確認します。
天井に不自然なシミがあります。
よくお客様が仰るのは、「天井のシミが雨染みなのかどうか分からない」とお悩みになられております。
確かに雨染みではない場合もなくはないのですが、90%以上は雨染みだと考えても良いでしょう。
天井にシミを発見した場合、すぐに専門家にご相談ください。
木造住宅の雨漏りの場合、天井裏の点検を行えば、雨漏りの原因を特定出来る可能性が高いです。
しかし、天井裏の点検口がない住宅もあります。
本物件も点検口がないため、ハシゴをかけて屋根に登って状態を確認します。
いぶし瓦の立派で美しい屋根です。
日本瓦ですので、屋根の耐久性は高いですが、実は日本瓦はメンテナンスを定期的に行わないと雨漏りを引き起こす可能性が高い屋根材です。
雨漏りの原因その1
「漆喰(しっくい)の劣化」です。
漆喰は瓦屋根の隙間部分から雨水が浸入しないように、目的を持って塗られております。
瓦屋根は50年以上耐久しますが、漆喰は10年から20年程度しか耐久しません。
その漆喰が劣化により、剥離していたら雨漏りの原因になる事は想像に難しくありません。
しかし、この事実を知る方は少数ですので、漆喰が原因の雨漏りは非常に多くの事例があります。
こちらは漆喰が完全に剥離して、土が剥き出しになっております。
土は水を吸い込むので、雨水を吸い越してしまうと、天井部分まで到達します。
雨漏りの原因その2
「瓦が一枚なかった」です。
屋根は日常生活では、見る機会が非常に少ない場所です。
意識しないと上を見上げる事がないように、屋根の損傷は何か他の症状で発覚する事が非常に多いです。
実は屋根の損傷は早期発見であればあるほど、簡単な工事で対応出来ます。
出来るだけお金をかけずに長持ちさせる為には、少なくても10年に1度は専門家に調査を依頼しましょう。
街の屋根やさんでは、無料調査を行っております。
お気軽にご相談下さいませ。
雨漏りの原因その3
「下葺材(したぶきざい)の破れ」です。
基本的に屋根には下葺材という雨水の浸入を阻止する、シート状の資材が貼っております。
この下葺材が経年劣化により破れている場合、雨漏りのリスクはグンと上がります。
使われている資材によって耐用年数は違いますが、一般的に下葺材は20年ほどの耐久性だと認識してください。
以上で調査は終了です。
タブレット端末でお客様に現状の写真を見て頂き、雨漏りの原因を説明させて頂きました。
雨漏りの原因が複数ある場合、「屋根の葺き替え」が最も効果的で確実な方法だとお客様にご理解頂きました。
屋根葺き替え工事を弊社にてお任せ頂く事になりましたので、次回は施工の様子を紹介させて頂きます。
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