橿原市で台風時に雨漏りを引き起こす住宅で散水試験を行いました
橿原市で台風時に雨漏りを引き起こす住宅で散水試験を行いました。
去年に雨漏りを引き起こして調査をさせて頂き、防水工事を施工させて頂いた住宅で雨漏りを引き起こしました。
台風時のみ雨漏りするといってお客様が悩まれていましたので、雨漏り箇所を特定する為に、散水試験を行いました。
調査の様子をご紹介させて頂きますので、ご覧下さい。
雨漏り箇所の様子です。
場所は1階リビングの天井です。
2階建ての1階部分ですので、屋根からの雨漏りの可能性は非常に低く、ベランダか外壁からの雨漏りと予想しました。
写真の円の部分の外壁が雨漏り箇所の真上に当たります。
1年前にお客様の希望で防水工事を施工させて頂きました。
ベランダが原因で雨漏りしているとすれば、防水工事の施工に不備がある可能性があります。
防水施工の不備も視野に入れて調査して行きます。
まず目に飛び込んできたのが、目地のコーキングの劣化です。
外壁の作りによっては、コーキング部分から雨漏りを引き起こす可能性もあります。
防水層からの雨漏りの可能性もある為、ベランダをプールにします。
排水部に粘土パテを詰めて、放水します。
放水した状態で30分ほど放置します。
プールが浅すぎると、立ち上がり部などからの雨漏りを見逃してしまう為、ある程度の深さまで水を溜めます。
水を溜める時間が余りにも短いと、反応が出ない場合があります。
半日ほどプール状態で様子を見ます。
お客様がお出かけの予定などあると大変な事になりますので、散水試験はお客様が立会いのもと行います。
今回はベランダからの雨漏りではありませんでしたが、ベランダが原因の場合は、プールにして数分から数時間で雨漏りの症状が現れます。
次に外壁に水をかけて行きます。
台風時のみの雨漏りの場合、横殴りの雨で水が入る可能性を重点的に試験して行きます。
屋根と外壁の取り合い、外部にある換気扇の周り、コーキングの亀裂など各10分ほど水をかけて行きます。
窓の上のコーキングの亀裂部分を試験した際に症状が現れました。
屋根と防水層は雨漏りとは関係なく、外壁が雨漏りの原因箇所である事が間違いないと判明しました。
以上が散水試験の内容でした。
今回は外壁からの雨水の侵入が雨漏りの原因でしたので、コーキング打ち換え工事と外壁塗装工事をお客様は決断なされました。
調査と提案の内容、工事の金額にご納得頂きましたので、施工をお任せ頂く事になりました。
お客様に喜んで頂けるように精一杯頑張りたいと思います。
ご愛読有難う御座いました。
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