お客様より外壁と屋根のメンテナンスのご依頼を頂き、調査をさせて頂いておりました。
特に状態が悪かった、瓦屋根の漆喰と※谷板金(たにばんきん)の状態を写真で拝見なされました。
漆喰のメンテナンス、耐用年数が過ぎている事をお話させて頂いたところ、工事をお任せ頂くことになりました。
既設の漆喰の状態と、作業の様子を合わせてご紹介させて頂きますので、ご覧ください。
※谷板金については写真の2枚目をご参照ください。
橿原市で瓦屋根の漆喰詰め直し工事を施工しております
橿原市で築34年の劣化した瓦屋根の漆喰(しっくい)を撤去して、新設する工事を施工しております。
漆喰の状態見ていきましょう
昔ながらの瓦屋根には多くの部分で、漆喰を使用されております。
漆喰は主に棟(むね)の周りの関節部分の隙間から雨水が侵入しないように塗られております。
瓦自体の耐久性は50年以上期待できますが、漆喰は10年から20年に1度詰め直す必要があります。
瓦屋根の住宅に住む多くの方たちはこの事実を知りません。
今回のお客様も私からの説明を聞いて、初めて意識なさったそうです。
・黒い丸の部分は通常漆喰があります。
剥がれ落ちてなくなっており、放置は雨漏りの原因になります。
・赤い丸の三日月型の部分は面土(めんど)といいます。
こちらも劣化が進んでおりますので、あわせて交換させて頂きます。
・緑の丸の部分は谷板金(たにばんきん)といいます。
錆びている箇所もあり、穴が開くと雨漏りに繋がります。
こちらは今回は見送りなさる事になりました。
漆喰を撤去していきます
既設の漆喰を専用のハンマーで叩き割って撤去していきます。
漆喰の上から漆喰を塗る業者も中にはありますが、あまり効果がない上にデメリットが多いので、既設の漆喰は必ず撤去しましょう。
漆喰を撤去すると、想像以上の量の廃材や土が出ます。
ちりとりや掃除機などを使用して綺麗に清掃していきます。
漆喰を撤去すると土が現れます。
漆喰はこの土を雨水から守るために塗られております。
今回の屋根の漆喰は100mほどでしたが、10袋ほどの廃材がでました。
漆喰を撤去した後は、下地を布でこすったり、刷毛で表面の柔らかい砂を払います。
柔らかい砂が残ったまま漆喰を塗ると密着しませんので、砂ぼこりを綺麗にとってしまいます。
漆喰の撤去が完了しました
今回の作業は以上で終了です。
皆様の住宅は漆喰の状態はいかがですか？
これかの季節では夜露(よつゆ)や凍害(とうがい)で漆喰や瓦が損傷する事がよくあります。
一度、ご自身の目で見れる部分を確かめて、必要であれば専門家を呼んで点検しましょう。
どこに点検を頼んだら良いか分からない方は、弊社までお気軽にお問合せ頂ければと思います。
次回は漆喰を新設していきます。
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